米は箱推し。
箱推し[ハコオシ]…グループの中で特定のお気に入りのメンバーを作らず、全員を平等に応援するファンのこと。
そんな言葉が、AKBやら地下アイドルが出てきたあたりから出始め、今ではだいぶ浸透している言葉…だと思う。
推しメンを聞かれ、選べない、愛にあふれた表現だ。
あなたの推し米は?
と聞かれたら
箱推し
と答えざるを得ない。
米に貴賎はない。米というだけで全て愛せる。国外も好きだ。インディカ米も抱ける。
しかし、好みの女の子で言うところの
タレ目が好き、胸の小さな子が好き、というような、フェチズムは私の中にある。
硬さだ。
焼肉屋の米のような、硬くて粒が立っている 少し水分少なめの米が好きだ。
新米のような、少し柔らかめに仕上がった米ももちろん好きなのだが…それはお茶漬けかおかゆにした方がうまい。
仕上げ方を自由に調節してくれるような、そんないい炊飯器を使ってはいないので、入れる水分量で調整している。
時々硬さを求めるあまりパッサパサの米が仕上がる。
そんな時も霧吹きで少し水を足せば美人になるのだ。
この品種の特別な甘みが…とか食感が…とか
そんなのはどうでもいい。
私は、米が、好きだ。